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2018/12/11 [PR]
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2008/04/04 第101話:あの一瞬の出来事
『また雨かよ~。早く梅雨終わってくれないかな~』   僕は、そう思いながら音楽CDを買いに近くのショッピングモールへと傘をさしつつ自転車で出掛けていく。    
2008/04/07 第102話:傷まみれの青春
僕の青色のジーンズの右ひざ部分はまっ黒く染まっており、まだ広がりを見せていた。   そんなジーンズを恐る恐るめくっていくと   右足ひざ部分がパックリと割れ、そこから血が流
2008/04/09 第103話:怪我の代償
皆さんはこんな経験ないだろうか。   今の今まで好きであったものが次の瞬間、キライで嫌になり、見るのも嫌になってしまったという経験が。。   僕はあった。 そう、僕に
2008/04/11 第104話:僕の居場所って・・・!? 
偶然にも真実を聞いてしまった僕。 僕はそのまま来た道を黙って歩き、部活に参加する事なく家路へと着いた。 そしてこれ以降僕が、この部活に参加する事はなかった。 そう、僕は自
2008/04/13 第105話:【いじめ】の誕生の瞬間
「なんだか!つまんねーよな。最近」 「おお、なんだか刺激的な事がほしいよな~」 僕の入っていた不良グループはいつものように、いつものたまり場に集まり、こんな話をしていた。
2008/04/15 第106話:今の俺って
「なんだか、うちのクラスの川口って奴、スゲーむかつかねー?」 一人の仲間が口を開いた。 なんとも唐突な言葉だったが・・・・・・ この言葉を皮切りに 「ああ、なん
2008/04/16 第107話:ホントの気持ち
江田の発言により、陰湿で陰険ないじめは始まってしまった。 まず最初彼らが行なった事とは、根も葉もない噂を立てて川口に印象を悪くするというものだった。 「ねえなんかあいつって臭くない
2008/04/17 第108話:板ばさみ状態
『えっ!あの動じない川口が・・・・涙??』 僕はあれ以来、胸が重い。 『川口なら問題ない・・・問題ない』 と僕はこれまで、勝手に理由をつけ、自分の行動を正当化までしてきた
2008/04/18 第109話:勇気を振り絞って 
人間には必ず人生の中で決断するときがある。 でもそれがいつ来るのかは、誰にもわからない。 それは小学生のときかもしれないし、中学・高校のときかもしれない。 あるいは大人に
2008/04/21 第110話;様々な発見 
僕にとって重い決断の迫られた 「おはよう」 のひと言。 けれども、川口の「おはよう」の返事によって それまで胸が重たかった僕の体は不思議と軽くなり、 気付けば休み時間ずっと

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第101話:あの一瞬の出来事

『また雨かよ~。早く梅雨終わってくれないかな~』
 

僕は、そう思いながら音楽CDを買いに近くのショッピングモールへと傘をさしつつ自転車で出掛けていく。
 
 
この近くのショッピングモール、当時市内では一番大きいモールで、大通りに面したところにたっていた。


僕はモール専用の駐輪場に自転車を止め、そこの真ん中にある歩道からモールへと入っていった。
 

そして、


『おう、コレだ!コレだ!』
 
 
 
僕はお目当てのCDを手にすると、さっさとさっきの駐輪場に戻った。
 
 

けれども、外は相変わらずの雨だったので、


僕は左手に傘、右手にハンドルという具合で自転車にまたがり、駐輪場の真ん中にある歩道から帰っていく。
 

そんなときだった。
 

お母さんの手を引っぱってこちらの方に走ってくる子どもが見えたのは。
 

『やばい!ぶつかる』


僕は一瞬でそう感じ取り、右手でブレーキを引く。


しかし、


『あれ?あれ?止まらない』
 


右ブレーキを思いっきり引いているのに自転車が全く止まらない。


それどころか駐輪場自体がちょっと坂になっていたこともあり、自転車のスピードが上がっていく。

 
「やばい!やばい!やばい」


僕の自転車はどんどんあの親子連れに近づいていった。


『このままじゃぶつかる!』


僕はとっさにハンドルを右にきる。


そして、

間一髪のところでお母さんの手を引っぱる子どものすぐ横をすり抜けたのだが、


ガッシャーーーーン


僕は大通りに面した花壇に突っ込んでしまった。



「いってーー」


僕は思いっきり花壇に倒れこんで、左手に持っていた傘も倒れこんだ勢いで折れてしまった。


「いてててて・・・」


僕はすぐに起き上がり、倒れこんだ自転車を起こす。


そして

『あの親子連れは?』

と思い、あたりを見渡したのだがもうすでに、そこにはいなかった。


『クソー、あのヤロー。逃げやがった。

まあいいや、怪我もしてないみたいだし・・・それにしても俺、かっこ悪い~』


僕は、道行く人がジロジロと見てきたので、恥ずかしくなり、土まみれになってしまったズボンをパンパンとはたくと、

すぐに自転車にまたがりそのまま自宅へと帰っていった。



しかし、そんな帰り道のこと。



突然僕の右足が、ガクッと力を失った。


今のままでペダルを漕いでいた右足が急に、動かなくなったのだ。


「あれ?力が入らない」


僕が右足に目をやると、青いジーンズの膝から下部分が真っ黒になっていた。



「くそー、こんなところにも土ぼこりがついてるのかよ!」


僕はそう思い、パンパンと手でズボンのほこりをはらう。


だが、その土ぼこり・・・・・・・全く取れない。


「あれ?とれないの。なんで?」


僕は何度も何度も手で払うのだが、全くとれなかった。


それどころか、その染みのような黒さはどんどん広がっているように見えた。



「あれ~なんで~??」


と、僕は思いつつも、自分の手のひらを見てみた。



するとそこには、




真っ赤な血がべっとり。



そう、青いジーンズの真っ黒になった部分は土ぼこりなんかではなく、


僕の大量の血だったのだ。






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第102話:傷まみれの青春

僕の青色のジーンズの右ひざ部分はまっ黒く染まっており、まだ広がりを見せていた。
 
そんなジーンズを恐る恐るめくっていくと
 
右足ひざ部分がパックリと割れ、そこから血が流れてでている。
 

僕はこれを見てひと言。
 


「だから右足が動かないのか~」
 


僕は右足に力が入らない原因がわかり納得。


僕のこのリアクションに

「そんな納得している場合じゃないだろ!」

と突っ込みをいれたくなるであろうが、僕は、以外にこんなときは冷静だったりする。


普通なら、

「なんじゃこりゃあ!!」

と、叫ぶくらいの出来事であるはずなのに。


しかし、実はそれには深い訳が僕にはあった。



それはというと、、、、、


僕の人生を長渕 剛の曲名を借りて言うなれば


「傷まみれの青春」

だったからなのだ。



まさに僕の人生や青春はこの言葉にピッタリ。


ちなみに長渕剛と僕とは同じ小学校出身。


そういうこともあり、僕は長渕 剛が大好きだ。

勿論、彼の方が何十年も先輩だけれど。。



ともあれ僕の人生を振り返って見れば・・・・傷まみれの青春。



僕が初めて大きな傷を負ったのは幼稚園児のとき。


僕は、幼稚園の大きなイベントである【お母さんと一緒の遠足】で、

母から真っ白な新品の服を着せてもらったにもかかわらず、

僕はある遊具の遊び方を間違えて、誤って2M下にまっ逆さま。

僕は思いっきり顔から落ち、その際、鼻からアゴにいたるまでズルズルっと擦ってしまった。

そして顔は血だらけになり、真っ白な新品の服は、一瞬にしてぐちょぐちょ。


僕が遊具から転落したとき、母は他のママさんと楽しく談笑していたらしく、

そんなときに

「顔から血が出ている幼児がいる」

と周囲が慌しくなったらしい。


母は

『大丈夫かしら?』

と他のお母さんの子どもが怪我をしたんだと思い、心配を寄せていたところに、


幼稚園の先生が真っ青な顔で、母の元に走ってきて

「タケさんのお子さんが、うんていから落ちて顔から大量に出血しているらしいです」

と報告を受けた。



母はそれを聞いてビックリ仰天してこう思ったそうだ。


「えっ?うちの子だったの!?」

と。


そして僕は親の心配を他所に、この怪我を皮切りにあらゆる傷を作っていくことに・・・。


小学1年生の時、僕は父から

「絶対交通事故には気をつけるんだぞ!」

と口すっぱく言われていたにもかかわらず、飛び出しをし、案の定、走ってきたワゴン車にぶつかり、5m吹っ飛ばされてしまった。




小学4年生のときには、走り高跳びで、思いっきり走って飛んだら、勢いあまって、マットじゃなくて地面に着地し、右腕を骨折。


また小学6年生のときは、

「あんまり鼻をほじるんじゃない」

と、両親から言われていたにもかかわらず、鼻をほじくりまわしていたら、誤って鼻の中の動脈を傷つけ、大出血。そして手術に。


中学2年生のときには、男同士の喧嘩で、右耳をガラスできり、5針を縫う怪我。(一瞬首が切れたのかと思うほどの出血だった)


今ちょっと上げても、僕にはこれだの怪我がある。


自慢じゃないが僕は、これだけの怪我をしてきたので、自分の血にはかなり見慣れていた。




そして、今日は新たに、花壇に突っ込み、右ひざからの大出血。



だから僕は今回、右ひざからの出血を見ても、冷静になってしまったのだ。



よく世間には、自分の血を見たことない人がいて、その人がちょっとした怪我で自分の血をみたとき、失神してしまう人がいるらしい。


僕の姉がたぶんその部類に入ると思われるのだが、


姉が、小学生の時、初めてブランコから落ちてちょっとすりむいたとき血が少しだけでた事があったらしい。

すると、姉は自分の血を見るのが初めてだったらしく、パニックになりながら、泣きながら、そして顔を思いっきり引きつきながら、

走って母の元を訪れ、
こう訴えた。


「お母さん!血が血が・・・でてるよ。でてるよ。どうしよう。
どうしよう!!

と。



するとこの姉に訴えに、母は、


「ふーん。そう。

じゃあ洗ってらっしゃい」


とひと言。



ガーーーーン



この言葉は姉にとって相当、衝撃的な言葉だったらしく、

今もあの情景は鮮明に覚えているとの事だった。



けれども僕はというと、まさにその逆で、


自分の血を見ると、

「うおおお、たいへんだ!」

と思うのではなく、


「うおおお、またやっちまったよ~」


と半ばあきれてしまう。


ほんと、こんなのばっかりで嫌になってしまうのだが・・・・とほほ。


まさに僕の心境はこの長渕 剛の【傷まみれの青春】のワンフレーズにピッタリだ。


『泣けて 泣けて 泣けるんだよ

どうしようもないから

呼べど呼べど答えなし

「あんちきしょう」…傷まみれの青春』 by 長渕 剛


僕の場合は、

『泣けて 泣けて 泣けるんだよ。(自分の怪我の多さに)

でも、どうしようもないから

呼べど呼べど出血ばかり

「あんちきしょう」…傷まみれの青春!!』 by タケオ




そして僕は、今日も怪我の事を親に報告し、病院へと急ぐ。


そして今回の結果は・・・・・6針を縫う怪我だった。



しかし、今回の怪我は、今までの怪我とは違い、


『またやってしまったよ・・・』では済まされなくなっていく。


それはなぜかって?



それは僕はこの怪我以来、

僕の右ひざには力が入らなくなり、

サッカーに必要なキック力、足の力がなくなってしまったのだから。



姉さん事件です。




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第103話:怪我の代償

皆さんはこんな経験ないだろうか。
 
今の今まで好きであったものが次の瞬間、キライで嫌になり、見るのも嫌になってしまったという経験が。。
 
僕はあった。

そう、僕にはあったんだ。

あの一瞬の出来事で負った怪我によって・・・。


僕のひざの怪我は全治約5週間と診断された。


僕はそう診断された以上、部活に参加する事はできないので、

泣く泣くサッカー部を約一ヶ月間休むことにしたのだ。


しかし、これがまずかった。


そして一ヵ月後。


僕のひざは完治し、ひざを思いっきり曲げても痛くも痒くもなくなっていたことから、部活を再開する事に。


「よ~し、今日から部活をやるぞ~!」

僕はとても張り切っていた。


そして放課後。

僕は、待ってました~とばかりにグラウンドに走っていき、練習を共にしていた一年生達の元に合流したのである。


「ヒザも完治して、今日からまた一緒に練習できるからよろしく!」

僕は声を高らかに、同期のメンバーに声を掛けたのだった。


しかし、サッカーができて嬉しくて嬉しくてたまらないそんな僕とは裏腹に、同期からこんな意外な言葉が返ってきた。


「ああ、戻ってきたんだ~。」

と。


僕はこの言葉に耳を疑った。


「えっ?なんだよそれ。いきなり。」


「いや別に・・・」


「なんだよお前それ!、感じ悪いな~」


「まあ、なんでもないよ。とりあえずお前・・・GKだったよな。」


「あっあ~・・・」


「あっちで1年生のGK組が練習やってるから行ったら?」


「おっおう・・・」


僕はなんとも、同期のドライすぎる言葉に少々ムカつきながらも、

向こうで練習しているGK組に合流すべく走っていった。


そして

「今日からまた復帰するからよろしく!」


と、僕はサッカー部に入った当初から楽しく一緒にGK(ゴールキーパーの)練習をしていた2人に声を掛けたのだった。


すると彼らは、


「あっ!あ~。」

と、なんともぎこちない返事。


「なんだよ。お前らもそんな感じかよ~」

と、笑顔を僕は作ったものの、彼らは笑顔で答えてはくれなかった。


僕は、

『まあ、1ヶ月以上部活を休んでたんだからしょうがないか・・・』

と自分に言い聞かせつつ、一緒に練習を始めたのだった。


けれども、そんな練習を始めてすぐに、僕は異変に気付く。


そう僕のキック力についてだ。


それはゴールキックの練習の最中の事。


僕を含めて3人のGKが次々に連続でボールを蹴っていく。

バーン

バーン

バーン


しかし、なぜか僕の蹴ったボールだけがあまり飛ばなかった。

『あれ?なんで飛ばないんだろう~』


僕はそう思い、もう一度ボールを蹴ってみる。

バーン

やっぱり飛ばない。

『あれ?なんで?なんで?』

僕は何度も何度もボールを蹴ってみるのだが、結果は全く同じ。


僕のボールは全然飛ばなかった。


『今まではあんなに飛んでいたのに・・・』


そう僕は、自慢ではないがこの3人のGKの中で一番キック力があった。

けれども、今では、ダントツのビリ。

『なんでだろう。』


僕はまだこの時、自分の右足に気付いていなかった。


そして、それから一週間後の事だ。


僕がいつものように部活にいくため、グランドに近いトイレを通ると、

トイレの方から同期達の話す声が聞こえてきた。


「あいつ、部活にまた今日も来てるけど、知ってるのかな?」

「いや知らないだろう」

「でも・・・あいつたぶんポジションないぜ」

「まあ一ヶ月も部活休んだからしょうがないんじゃねー」

「まあそうだけど・・・。でも、この1ヶ月で1年生のレギュラーと、夏の合宿のメンバーが全部決まっちゃったなんてかわいそうで言えないよな。タケオには」

「そうそう。俺らからそんなの言えないから、なんとなくあいつとは気まずいんだよ。」

「そうなんだよ。なんか逆にウザいよな~。それにあいつのゴールキック使えないし・・・」


「そうそう。いても意味ねーよな!」


・・・・・・


・・・・・・・・・


偶然にも真実を聞いてしまった僕。



僕は本当に・・・・・・言葉がでなかった。






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第104話:僕の居場所って・・・!? 

偶然にも真実を聞いてしまった僕。


僕はそのまま来た道を黙って歩き、部活に参加する事なく家路へと着いた。


そしてこれ以降僕が、この部活に参加する事はなかった。


そう、僕は自分の居場所と感じていた場所を一瞬にして失ったのである。


つまり、今の今まで好きであったものを一瞬にして失ってしまったのである。


それまで好きで好きでたまらなかったサッカーを、

時間がたつのも忘れてやっていたサッカーを、


事故と言う一瞬の出来事が、奪い去っていったのである。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



僕はその反動から、サッカーというものが大嫌いとなり、

そしてサッカー部に所属する同期に対してまでも、憎しみの感情を抱くようになっていったのである。


サッカーはあれだけ、僕にとって心豊かであったはずなのに、

またずっと楽しくいられると思っていたはずのものなのに、

たったひとつの出来事、そしてたった一ヶ月の怪我が、

僕を苦しみ・悲しみへと突き落としていった。




僕はそれから、

そんな苦しみ・悲しみから逃れたいと心の奥深いところで思っていたのか

とにかく居心地の良い、サッカーの事なんか忘れさせてくれる面白い居場所を求めるようになっていく。




そして僕は、ある場所にたどり着いたのだった。


そこは、世間ではごみためとか、むしけらとか言われ、後ろ指を差される存在である不良たちの集まる場所。



けれども僕は、ただ面白いことをしたいと思っていただけの事で、

そんな世間の目なんか僕にとってはどうでもよかった。


ただ面白い事をしたい!


ほんとにただそれだけの思いで、僕は不良グループといっしょにつるむようになっていったのである。


校則をやぶり


タバコを吸い、


酒を飲む高校生たち・・・。



時にはバスを降りないのに降車ボタンを押しまくったり、、今考えたらくだらないが


大変周りに迷惑をかける事も当時は楽しく思えた。



ちなみに僕はタバコの煙が大嫌いだったので、

彼らと一緒にタバコを吸う事はなかったが、同じ空間を共有しているが何より楽しかった。


これは僕にとって、なによりも【自分の居場所を見つけた!】というものだったんだと思う。



今考えたら、この不良高校生のしていた事なんて、

ただただ背伸びして大人ぶって、まわりの高校生よりも自分の方が大人なんだぞ!

と言う事をしらしめたいという単純でそして幼い思いなんだけれども、


あのときの僕にとっては、これら事がなんとも大きく見えたし、かっこよく見えたし、

それになによりも、

あの苦しみや悲しみを忘れさせてくれる楽しさや自由を与えてくれるもののように思えたのだ。


『ああ、めちゃくちゃ楽しいな~』


・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

しかし、そんな楽しい時間は、またしても長くは続かなかった。



いや!違う。


そうじゃない・・・・。





そうじゃなくて、僕が楽しめなくなっていったんだ。



彼らが、


そう僕の入っていた不良グループが


【いじめ】


を始めてからは・・・・。







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第105話:【いじめ】の誕生の瞬間

「なんだか!つまんねーよな。最近」


「おお、なんだか刺激的な事がほしいよな~」


僕の入っていた不良グループはいつものように、いつものたまり場に集まり、こんな話をしていた。


僕が不良グループと一緒につるむようになって約一ヶ月。


僕はあまり感じなかったのだが、周りの仲間達はというと・・・・なんとなくつまんない、刺激が足りないというムードとなっていた。


今考えたら、そりゃあそうだと僕は思う。


なぜならいくら高校生と言っても、使えるお金は限られているし、

また地位も権威もあるわけでもない。



だから高校生の行動範囲はおのずと決まってくるし、楽しい事・刺激的な事だって限られてくるのだ。


しかも不良となれば、部活もしない、学校にも居場所がない、家にも居場所がないという奴が多いから、

部活をする奴や自分の居場所を持って楽しくやっている奴よりも、

「もっと楽しいものを!」、「刺激的なものを!」

と無意識に求めていってしまうから、もっとその幅は狭まってしまう。


だから不良が楽しいもの、刺激的なものとして選ぶものといったら、普通は生徒が手の出さない酒・タバコなんだと僕は思う。


けれども、酒・タバコなんてものが刺激的な時期は最初だけ。



高校生は、普通にしてたって、流行を追いかけようとする世代。



そんなコロコロと変わっていく世代の子が、酒・タバコだけ刺激的なものにするなんて・・・・あるはずがない。


そんな高校生たちだから、ちょっと時間が経つだけで、今まで刺激的なものであったものが次の瞬間には、

全く刺激的なものではなくなってしまうという事も、あり得てしまう。


事実、うちのクループも、最初はタバコ・酒に刺激を求めたけれども、

次はクラスの担任にはむかう事に刺激を求め、

そしてその次は学校の規則に反発するという事に刺激を求めていった。


けれども、結局は高校生。


刺激を求めれば求めるほど、行動範囲は狭まり、楽しい事・刺激的な事柄は限られていってしまった。


つまり、彼ら自身は、「もっともっと刺激を!」と、求めているにもかかわらず、

それとは反対に楽しい事、刺激的な事柄はどんどんなくなってしまったのだ。


しかもそのせいで、彼らは段々と身動きがとれなくなっていく。



今僕がこれを思う時、

こんなときの十代の心理状況が一番あぶないと思う。



それはなぜか?


・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・


なぜなら、本能的というか、必然的に何も考えずとも誰だってこんな答えに行き着いてしまうからだ。




それは、

「行動範囲は狭まり、楽しい事・刺激的な事柄は限られてくるんだったら、

身近で濃くて、楽しい刺激的な事をやればいいじゃないか!」って。




この【身近で濃くて、楽しい刺激的な事をやればいいじゃないか!】


という具体的な答えは一体なんだろう。



その答えは実に簡単。



それは、

・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

「なんだか、うちのクラスの川口って奴、スゲーむかつかねー?」


一人の仲間が口を開いた。



これが【いじめ】の誕生の瞬間だった。






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第106話:今の俺って

「なんだか、うちのクラスの川口って奴、スゲーむかつかねー?」


一人の仲間が口を開いた。


なんとも唐突な言葉だったが・・・・・・


この言葉を皮切りに


「ああ、なんかあいつむかつくよな~」



「そうそう。俺もあいつキモイと思ったよ。」

 
「だよな!!なんか休み時間もひとりでいてジーッと自分の机にへばりついて気持ち悪いんだよ。」


と、 愚痴っぽい言葉が噴出する。



しかしここにいる奴ら全員、川口という同じクラスの男子生徒とまともな会話も、ましてや挨拶すらしたことがない。


なのに

【そんなの関係ね~】

てな感じで、全く接点のないはずの川口の悪口を言い合うのであった。


まあ、刺激を欠いていたやつらにとっては、ターゲットは誰でもよかったんだと思う。


そして、そんな自分達の暇つぶし、【身近で濃くて、楽しい刺激的な事を!】という事から、

彼らはなんとも最悪な結論へといたる。


それも自分勝手な理由付けで・・・。


「あいつ(川口)なんとなく、ムカつくし・・・やっちゃう?」

 
仲間の一人がこう提案。
 

すると、
 
「おう!やっちゃおうか~!」

 
「あははは、おもしろそうだし、やっちゃおう?」


「やっちゃおうぜ」


ノリと勢いで、こうも簡単に川口へのいじめが決定してしまった。


・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・

【いじめ】


この言葉を、辞書で調べると

「【いじめ】とは、肉体的、精神的に自分より弱いものを、暴力やいやがらせなどによって苦しめること。」

とある。


そう、いじめとは相手を苦しめる行為である。


これは当たり前のように思える。


しかし、 

いじめ=苦しめる

というこの意識・・・・・・・・・・・当たり前な事ではない。


もしあのとき、

いじめ=苦しめる

という事をしっかり認識していれば、川口は犠牲にならなかったのかもしれない。


つまり、いじめをする側は【自分たちはいじめを始める】=【相手に苦しみを与える】なんて罪の意識はほとんどないのだ。


ただそこにあるのは、「自分達の暇つぶし」と、「刺激がほしい、楽しい」という欲求だけ。



よく政治家やマスコミなどが、【いじめはいけないことだ!】と言っている場面を耳にする。


しかし、そんな言葉なんかじゃ到底、いじめている側には聞こえない。

自分が相手を苦しませてるなんて気付かない。


ましてや自分たちのやっている事に罪意識なんて持つはずがない。


そう、うちのグループがこのように【いじめ】をしようと考えた時も、すでに【いじめ】の問題は社会問題となっていたはずなのに・・・。


なのに、世間で言われはじめた【いじめはいけないことだ!】というメッセージは、

僕たちのグループには届かず、その言葉は防波堤には成りえなかった。




「じゃあ!まずあいつをどうやってやっちゃおうか~!」
 
 ・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・
こうして、いじめの具体的なプランが着々と進行していく。
 


「最初から飛ばすのも面白くないし、精神的に潰していこうぜ!」


不良グループのボス的な役割を果たしていた江田がこう提案した。



そして江田のこのひと言により、同じクラスの川口への陰湿で、陰険ないじめが始まっていくのである。



その時、僕はと言うと、、、、


『これ以上、自分の居場所をなくしたくない!』


という思いから彼らと行動を共にするのであった。


僕は小さいときからこう教えられてきたにもかかわらず

『喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい』

『悪に負けることなく、善をもって悪に勝ちなさい』と。



「今の俺って・・・・一体。。。。」







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第107話:ホントの気持ち

江田の発言により、陰湿で陰険ないじめは始まってしまった。


まず最初彼らが行なった事とは、根も葉もない噂を立てて川口に印象を悪くするというものだった。


「ねえなんかあいつって臭くない??」

「汚いよね?」

「洗濯してないんじゃねーの?」

という感じで・・・。


思春期真っ只中の子どもにとって「汚い」・「臭い」という言葉ほど敏感なもの、そして傷つく言葉はない。


しかも女の子にとっては特に・・・。


この噂は瞬く間にクラス中に広がり、川口はおとなしい子という印象から、『汚い、クサイ奴』という印象をもたれていってしまった。


そんな根も葉もない噂を立てられた一方の川口と言うと、

いつもと変わらずただ一人黙って授業を受け、

これまでと同じように1人で食事をしていた。


『なーんだ川口、全然大丈夫じゃん!

ちょっと心配したけど、これなら・・・・問題ない。・・・全然問題ないでしょ。』


僕はこの全く動じないように見えた川口を見て、

川口はいじめにこたえていないんだと勝手に思い込み、

次に奴らがとった行動にも罪悪感を持つ事なく、ただただ静観していった。


彼らが次に行動していった事とは、川口のやる行動を逐一、馬鹿にし、馬鹿笑いするというもの。


「なんだあいつの今の動き?サル見てーじゃね~あはははは」


江田が周りに聞こえるような大きな声で、まず川口を馬鹿にする。


すると周囲の仲間達もこぞって協調し馬鹿笑いを始めるという形だ。


「ホントだ!あいつ、きょどってるよ(挙動不審)~あははは」


「うわああ気持ち悪い~」

と。


いじめが始まった当初、僕はひどく罪悪感にさいなまれたものの、

これでもあまり反応しないように見えた川口を見て、

そんな罪悪感も感じなくなっていき、そしていつの間にか僕も馬鹿笑いをする側に立っていた。


『川口なら大丈夫!大丈夫』

と勝手に自分の中で決め付けて。


そんなある日の事だった。



僕は放課後、忘れ物をしたので自分のクラスに戻ってみると、


そこには、、、、川口1人が教室にいた。



『あれ?あいつなにやってるんだ』



僕はそう思い、教室をのぞきこんでみると、



彼は1人、自分の椅子に座り、握りこぶしをグッと作り、涙を流していたのだった。



『えっ!あの動じない川口が・・・・涙??』



僕はあまりの事でびっくり!




そう、僕はそのときに川口の本当の気持ちを知ったのである。


いじめに動じなかったんじゃない・・・・


彼はじっとじっと我慢に我慢して耐えていただけなんだと・・・。






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第108話:板ばさみ状態

『えっ!あの動じない川口が・・・・涙??』


僕はあれ以来、胸が重い。



『川口なら問題ない・・・問題ない』

と僕はこれまで、勝手に理由をつけ、自分の行動を正当化までしてきた。


しかし、あの川口の握りこぶしと涙の姿によって僕は、自分が寄りかかっていたもの、自分が正当化してきたもののすべては嘘であり、間違いである事に気付かされた、


そして本当の事を知らされた僕は、あれ以来、胸がホントに重くなっていった。


それも、僕の目の前で起こっている川口へのいじめを見れば見るほど・・・。


僕はひどく罪悪感にさいなまれ、その胸の重さに段々と耐えられなくなっていった。


けれども、今の僕にとって


『一体俺にどうしろってんだよ!!』


というのがホントのところ。


だって、・・・・だって、、、僕だってこれまで傷つき傷つけられてきた。


そしてやっとの事で、楽しい事、居場所を見つけ、そこにすがったのに・・・。


なのにそんな楽しい場所、自分の居場所だと確信したところが、

「いじめ」を始め、そしていじめられている川口が涙を流しているなんて・・・。


そして

『これでいいのか?俺』

と僕の心の奥底から問いかけてくる。


僕はどうしたらいいのか・・・・板ばさみの状態になってしまった。



僕はこのときほど、理不尽な自分の人生を恨んだ事はない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

しかし、そんな板ばさみの僕の気持ちとは裏腹に、

否応無く、僕の胸がどんどん重くなっていくのだった。


『もうこの重さに耐えられないよ・・・』


僕はもうこの胸の重さに耐え切れず、ある決断をするのだった。






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第109話:勇気を振り絞って 

人間には必ず人生の中で決断するときがある。


でもそれがいつ来るのかは、誰にもわからない。


それは小学生のときかもしれないし、中学・高校のときかもしれない。


あるいは大人になってから、、、


働き始めてから・・・・


年取ってから。。。。。


そう、僕たちはそのときが来ないとわからない。


あなたにとっての決断のときとは一体いつなんだろう。。。


僕が今こうして自分の短い人生を振り返ってみた時、

「あなたの人生の中で決断したときっていつですか?」

と聞かれたとしたら、迷わずあのときの事を話すんじゃないだろうか。


そう、川口と初めて会話したときの事を。。。



「おはよう!」

僕は勇気を振り絞って、この言葉を川口にぶつけてみた。


けれども、僕の声が小さすぎて聞こえなかったのか、

はたまた、僕がいじめグループの一員だから無視したのか、

川口はいつものように机にへばりつき、うつむいたままこちらを見ようとはしなかった。


それでも、

『もう、いじめの現場を見てただ黙ってみている傍観者なのは嫌だ』 

『いじめの輪に入って、胸が重くなる思いはもうたくさん!』

『前のように苦しんでいる人を助けるという理想だけ掲げて、実際に一番身近で苦しんでいる人を見ても、何もせず自分勝手な理由付けをして逃げる事は、もう絶対しない』

と決断した僕は、一度大きく深呼吸をし、

川口の前の席に座り、川口と顔向き合うような姿勢で、再度挨拶した。


「川口!おはよう」

と。


すると、、、彼は、突然の事でビックリしたのか、体をびくっとさせた。


けれども彼は、僕の顔を見るなり

「おっおはよう」

と挨拶を返してくれた。


僕はこの彼の返事がやけに嬉しかった。


なぜなら僕は、『彼に恨まれているんじゃないか』とずっと感じていたからだ。


なにせ僕は、これまで彼をいじめている不良グループの一員で、

江田と同類の人間であったのだから。


でも彼はそんな僕に対しても、ちゃんと挨拶を返してくれた。


僕はなにかこのひと言に、救われたような気がした。


またこのひと言で、今まで僕の中にあった胸の重みがスッと消えていったのを感じた。


勿論僕はこれだけで、

これだけで、僕の行ってきた彼への仕打ちが帳消しになるなんて思っていない。


しかし、

川口に声をかける。


これだけでも、僕にとっては大きな決断の迫られることだったんだ。


それはなぜか?



それは・・・・、

川口に声をかけるという事は、江田を筆頭とした不良グループのいじめの行為を完全に否定するもので、反逆行為であるからだ。


そして遂には不良グループを脱退、離れるという事を意味する。



でも僕はそれでもいいと思った。


「えっ!どうしてかって?」


だってもうこの事で、不安になったり、罪悪感に悩む必要がないんだから。





あなたが人生の中で決断したときっていつですか?




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第110話;様々な発見 

僕にとって重い決断の迫られた

「おはよう」 のひと言。


けれども、川口の「おはよう」の返事によって

それまで胸が重たかった僕の体は不思議と軽くなり、

気付けば休み時間ずっと僕は川口としゃべっていた。


それに、この休み時間でなんと川口が【ゲーム好きである】ということが判明。


しかも、ゲームセンターのゲームが大好きだというのである。


僕にとってこれほどの朗報はない。


それはなぜか?


皆さんは覚えているだろうか。


山手学舎に入るまで、僕の家は、ゲーム禁止令が敷かれていた事を。


高校一年生だったこの当時も、当然ゲーム禁止令は敷かれており、

僕は、「密貿易、密輸、密造酒、密売」に匹敵するであろう【密ゲー】(密かにゲームをする事)を余儀なくされていた。


だから、家庭用ゲームの詳しい奴はいても、なかなかゲームセンターのゲームに詳しいその筋の奴は、これまで僕の周りにはいなかった。


これは僕にとっての思わぬ発見である。


そして、これを意気投合というのだろう、僕と川口は、休み時間が来れば、ゲーセン(ゲームセンターの略)の話ばっかり。



僕たちはこれを機に、昼休みには一緒にご飯を食べるようなっていく。


「あのゲームは、これがこうなんだよな~」


「そうそう!あそこが難しいだよ」

と。


僕たちは毎日、毎日、ゲーセンの話に花を咲かせていき・・・・・・

そんな事も手伝ってか、川口の表情も段々と豊かな顔に変わっていったのである、


しかもこの川口、、、実は結構よくしゃべる。


『いじめられてた時は、うんともすんとも、全くしゃべらなかったのに・・・・

ああ、たぶん今のこいつがホントの姿なんだろうな』

僕はしみじみそう感じ、そして自分の決断が正しかった事を知った。


これは僕にとって、とても嬉しい事柄だった。



そしてまたまた不思議な事に、僕と川口が楽しくしゃべっていると、

「なにしゃべってるんだよ~」

と、それまで川口と関わろうともしなかった他のクラスメイトが段々と集まってくるようになっていった。


これは、笑い・喜びの輪がクラスに少しずつ広がっていっているという瞬間だった。


この笑いと喜びの輪、、、、あのいじめのときの人を馬鹿にした笑いとは全く違い、

とても心が温かくなっていくようなもの・・・・。



それから僕は、川口も部活をやっていないという事もあり、彼と一緒に自転車で下校するようになっていった。


下校途中、ゲームセンターによって一緒に対戦したりと、、、、それは楽しいひととき。




しかし、そんな楽しがる僕たちを見て、ずっと後ろから目を細くしてにらみつける連中がいた。


そう、僕がこの前までつるんでいた江田を中心とするあの不良グループだ。


「ああ、面白くねー。つまんねー」


「せっかくの退屈しのぎだったのによ~」


僕と川口、そしてその周りを取り囲むクラスメイトを見て、

なんとなく胸糞悪くなる江田たち。


しかしここまで僕と川口、そして周りに人が集まると、

江田達もなかなか手を出すという事は難しかったようで、奴らはおとなしくなったように見えた。


けれどもそんなある日のこと。


しばらく沈黙を守っていた不良グループの代表格、江田が僕に近寄ってくる。


「おう!タケオ。お前、なんか最近調子にのってるようじゃねーか」


なんとも挑発的な言葉を僕に投げかけて。



僕はこれに対し、

「なんだよ。俺はもうお前らとつるむのはやめたんだよ」


と、江田を前にして初めて公に不良グループとの決別を宣言したのだった。



するとそれを聞いた江田は、、、、


「ふーん、そうか。へへへ」


奴は不敵な笑みをこぼしたのだった。



奴のこの不敵な笑み・・・・・・・・・何を意味するのか。







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