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第105話:【いじめ】の誕生の瞬間

「なんだか!つまんねーよな。最近」


「おお、なんだか刺激的な事がほしいよな~」


僕の入っていた不良グループはいつものように、いつものたまり場に集まり、こんな話をしていた。


僕が不良グループと一緒につるむようになって約一ヶ月。


僕はあまり感じなかったのだが、周りの仲間達はというと・・・・なんとなくつまんない、刺激が足りないというムードとなっていた。


今考えたら、そりゃあそうだと僕は思う。


なぜならいくら高校生と言っても、使えるお金は限られているし、

また地位も権威もあるわけでもない。



だから高校生の行動範囲はおのずと決まってくるし、楽しい事・刺激的な事だって限られてくるのだ。


しかも不良となれば、部活もしない、学校にも居場所がない、家にも居場所がないという奴が多いから、

部活をする奴や自分の居場所を持って楽しくやっている奴よりも、

「もっと楽しいものを!」、「刺激的なものを!」

と無意識に求めていってしまうから、もっとその幅は狭まってしまう。


だから不良が楽しいもの、刺激的なものとして選ぶものといったら、普通は生徒が手の出さない酒・タバコなんだと僕は思う。


けれども、酒・タバコなんてものが刺激的な時期は最初だけ。



高校生は、普通にしてたって、流行を追いかけようとする世代。



そんなコロコロと変わっていく世代の子が、酒・タバコだけ刺激的なものにするなんて・・・・あるはずがない。


そんな高校生たちだから、ちょっと時間が経つだけで、今まで刺激的なものであったものが次の瞬間には、

全く刺激的なものではなくなってしまうという事も、あり得てしまう。


事実、うちのクループも、最初はタバコ・酒に刺激を求めたけれども、

次はクラスの担任にはむかう事に刺激を求め、

そしてその次は学校の規則に反発するという事に刺激を求めていった。


けれども、結局は高校生。


刺激を求めれば求めるほど、行動範囲は狭まり、楽しい事・刺激的な事柄は限られていってしまった。


つまり、彼ら自身は、「もっともっと刺激を!」と、求めているにもかかわらず、

それとは反対に楽しい事、刺激的な事柄はどんどんなくなってしまったのだ。


しかもそのせいで、彼らは段々と身動きがとれなくなっていく。



今僕がこれを思う時、

こんなときの十代の心理状況が一番あぶないと思う。



それはなぜか?


・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・


なぜなら、本能的というか、必然的に何も考えずとも誰だってこんな答えに行き着いてしまうからだ。




それは、

「行動範囲は狭まり、楽しい事・刺激的な事柄は限られてくるんだったら、

身近で濃くて、楽しい刺激的な事をやればいいじゃないか!」って。




この【身近で濃くて、楽しい刺激的な事をやればいいじゃないか!】


という具体的な答えは一体なんだろう。



その答えは実に簡単。



それは、

・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

「なんだか、うちのクラスの川口って奴、スゲーむかつかねー?」


一人の仲間が口を開いた。



これが【いじめ】の誕生の瞬間だった。






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