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第124話:ああ、見てはいけないもの

ガタガタガタガタと揺れる車内。

ああどれだけ時間が経ったであろうか。

僕は腕時計に目をやる。

「ああ午前5時か~」


結局、僕は一睡もできなかった。


それはそうだろう。


目の前には便所。


左横には列車と列車の連結部分。


僕の姿勢はなぜか体育座り・・・・。



僕はこんな窮屈な列車の中で、便所のそして連結部分の近くでしかも体育座りしながら4時間以上も寝る事ができないなんて夢にも思っていなかった。


しかもここはよく揺れる。


またよく揺れるせいか、僕はなんとも腹が減ってきてしまった。


徹夜したことのある人ならよくわかると思うが、

徹夜したときほどめちゃくちゃ腹がへる。

僕もそうだった。

腹がへってへって仕方がない。

僕のお腹はグーグーなり始めた。

しかし僕は勿論、食べ物なんて持ち合わせていない。

なぜなら夜行列車の中で寝ようと思っていたからだ。


「ああ、腹へったな~」

僕はお腹を押さえならしみじみそう思った。


すると、そんなときだった。


グイーーーーン



僕の右側前方にある自動ドアが開く。


「あっこんなところに自動ドアがある・・・」


僕はそのとき初めて右側前方に自動ドアがある事に気付いたのだった。


そう、僕は深夜に列車に乗り込んだため、また人の多さに圧倒され、全くそれに気付かなかったのだ。

しかし、今思えば・・・僕はあのとき・・・・

「気付かなければ良かった・・・・。

そう、僕は気付くべきではなかったんだ・・・・知らないほうがよかったんだ。」

つくづくそう思う。


・・・・・あんな自動ドアの向こう側にある光景を目にするんだったら。。。



僕はあの自動ドアの向こう側にある光景を今でも覚えている。


いや・・・鮮明に、

いや昨日のことのように覚えていると言ったほうが正しい。 


僕はあの光景を一生忘れる事はないだろう。


あんな・・・・

あんな・・・・

不愉快でかつものすごくうらやましい光景なんて・・・。



ああ、姉さん・・てこの世はなんて不公平なんでしょう。




次回へつづく。



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