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第83話:灯台下暗しかよ!

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2時40分


「やっべー!!」


僕は焦りに焦った。

「ない!ない!!ない!!!市場がない!」


どこを見渡しても市場の建物らしきものさえ見えやしない。


「あれ?ここらへんじゃないの?」


僕は持っていた地図を見直した。


「勝鬨橋・・・勝鬨橋・・・っと。あっここだ!


じゃあ、市場、市場・・・はっと。」


僕は勝鬨橋から市場を探してみたのだった。



すると

「あれっ?市場が勝鬨橋の手前にある・・・・・・・

ということは、つまり渡っちゃいけないんじゃん」


そう、僕は勝鬨橋に感動したあまり、市場すでに通り過ぎていた。


しかも今いる場所・・・すでに勝鬨橋から10分くらい自転車では走ってしまっている。


僕はもう一度時計を見直した。


2時44分


「やっべー!」


僕は猛ダッシュで来た方向に走る。


僕はこぎにこぎまくって、勝鬨橋を通過した。



しかし・・・・


「あれ?あれれ??ここのどこに市場があるん??」


僕は地図どおりに勝鬨橋の近くまで引きかえってきたものの、


今いる僕の場所からは市場は全く見えない。


それに昨日、木田さんと来た時のような、築地市場と書かれた看板すらない。

「あれ?ほんとうにここ築地?」


僕は地図を見かえす。

けれども確かにここは築地。


「う~ん・・・・しょうがない」


このまま考えてもしょうがないので僕は、近くで荷卸しをしているトラックの運ちゃんに道を聞いてみた。


「あの~すいません。築地市場ってどこですか?」


「えっ市場?」

トラックの運ちゃんは不思議そうな顔で僕を見る。



「あっ!そうです。なんか道に迷ったみたいで・・・」



「えっとそれならすぐそこだよ。ほら!」


トラックの運ちゃんが向かって右の方向を指差した。


僕はその方向に目をやる。


すると前方に市場の入り口があるではないか!



なんとその距離



10メートル



『うわっ~近っ!


しかも俺、今、恥ずかしい~』



【灯台下暗し】とはよく言ったものだが、これはなんとも恥ずかしい。



「なんだよ。こんなところにあるじゃん。あはははは~。そっそれじゃあ、どっどうも・・・」


と、僕は一目散に自転車をそこらへんに止め、市場へと猛ダッシュ!!


恥ずかしさと遅刻してしまうという焦りを覚えつつ、僕は走ったのだった。



ちなみにあとで気付いたのだが、さっき僕がいたところは勝鬨門と言われる場所で、ここには立体駐車場があり、市場の関係者がよく駐車している。



昨日、僕が木田さんと入ったのは所謂、正門と呼ばれるところで、

正門の真正面には朝日新聞の本社ビルがどーんと聳え立っている。





僕は、急いでダッシュ!ダッシュ!ダッシュ!


走りに走った。



僕は思うがままに走った。




そして僕は



・・・

・・・・・・



道に迷った。


「オーマイガー!!」



「どこだ!どこだ!どこだ!」


僕はかなりテンパリながらあたりを見渡す。


しかしそんなときに限ってみーんな同じような魚屋に見えてくる。


『うおお・・一体どこだよ!!


ああ、、どうしよう・・・・そうだ!真さんの携帯っ!』


僕は昨日真さんに教えてもらった携帯の事を思い出しさっそく電話。




が!!


セリ中なのだろうか・・・・



電話にはまったくでてくれず。




もうしょうがないので、僕は昨日来た道通りに正門近くまでいき、記憶を頼りに歩いて歩いて歩きまくった。


そして、・・・・・・・・


「あっここ。昨日見たぞ」


段々、昨日の記憶がよみがえってくる。


『俺の頭はまだ柔らかいじゃん』


自分の脳に感謝!



そんなこんなでようやく真さんの魚屋が見えてきたのだった。


しかしすでに時計を見ると


3時30分


『うわ~。しょっぱなから遅刻だよ~』


僕は、一気にどーんとモチベーションがさがる。


僕は、覗き込むようにゆっくりゆっくり真さんの魚屋に近づいていくと、

すでに真さんの魚屋の電気はついており、

しかも昨日、真さんに頼まれていたセッティング作業も終わっていたのだった。


『うわー最悪・・・どうしよう』


僕のやる気指数は、すでに-120。

『ああ嫌だな~』

と思いつつ、真さんの魚屋へ。



するとそこには大きな体の男性の後姿が・・・。


僕は恐る恐る、


「あっあの~」

と、声をかける。

すると後姿の大きな男性が僕の方を振り返った。


「あ~~っ!!」



姉さん、、、、危機です。



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