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第89話:場内市場の実情・・・ 

とうとう魔の時間がやってきた。

 
コクッ


コクッ


コクッ


僕のまぶたの上と下が閉じるのと同時に僕の頭が

コクッ


コクッ


コクッ


小刻みに動く。



『だあああああ~眠い!眠すぎる!』


そう、魚のセッティングと氷袋のストックのひと仕事が終わったくらいから、強烈な睡魔が僕を襲った。


しかも僕が眠くなる頃に、お客がドドドと市場に押し寄せて来るからこれまた、たちが悪い。

これぞまさしく魔の時間。


睡魔にひどく襲われた僕の体は誰かがのりうつっているかのように右に左に、そして前に後ろに円を描きながら揺れていく。
   

たぶん、のりうつったのはアレだと僕は思う。


なんせ右に左に、そして前に後ろに円を描きながら揺れる動き・・・


これはまさしくアレしか考えられないだろう。



そう、あの【チューチュートレイン】




まさにこんな感じの!










61d48f65.jpg







これぞ!まさに

天然系チューチュートレイン

by【バグズ・ライフ】ハイムリック





「うっおお~ヤバい~ヤバい!
 
ヤバい……きてる・・・きてる・・・あああ」
 
 
そんな今にもまぶたが閉じようとするときにタイミングよくお客が現れる。

 


ここで少し話を脱線して・・・・、、、、ここで言われるお客とは一般人のことではなく、

寿司屋の板前さんや居酒屋の主人など魚を扱う職人達のことを指す。


この事は私達一般人でも、テレビなどのおかげで広く知っている事だと思われるが、

でももう一度この事を整理してみると、


これって、場内市場の魚屋さんが目利きした魚を、これまたプロの職人たちが目利きしているって事になる。


これは何を意味しているか皆さんはお分かりになるだろうか?




これを読んだ人の中から、どこからともなく




「で?」




「は?」




「なに?」





という、なんとも

【この説明、超つまんねー】的な、


女子高生チックな感想が飛んできそうなのだが、




それをあえて前回から続いている【美味●んぼ】チックに説明しよう!!




つまり、これって実はものすごい競争社会なのだ。
 


なんの競争社会かと言うと、無論、魚屋の競争社会。


これは私達がスーパーで魚を見て、




「ああ!これが新鮮そう。じゃあこれにしちゃおうっと!」



とか




「きゃっ!魚と目があっちゃった~。気持ち悪い~。だからこのお魚買わな~い」



とか




「この魚、顔が臭そうだから、いらない」




なんて目利きするのとは、全然わけが違う。
 




プロの料理人にとっては、新鮮なのは当たり前。



彼らにとって必要なのは新鮮プラス




【魚の脂のノリ】だ。



だから、魚屋はより脂ののったおいしい魚をセリで目利きして、



お客である寿司屋の板前さんなどに勝負を挑まなければ、彼らの鋭い目利きによって完全に見抜かれて、魚を買ってはくれない。
 


だから、魚屋は魚に脂がのっているかどうかを必死でセリ中の魚に光らせるのだ。


しかもここ場内での情報源のすべては口コミと言ってもいい。
 

口コミで

「あそこは目利きがいいぞ~」

と広がれば、その魚屋には固定客がついていくし、多くの人が訪れる。


しかし、それとは逆に


「あそこは、あじが落ちた」


などという口コミが広がれば、その魚屋の固定客は少なくなり売上も当たり前だが、減っていくことに。



私達一般人にとって市場とは、【ただ活気溢れる場所】と言うイメージしかないが、


ここ築地は


魚屋の超激戦区。


シビアな食うか、食われるかの競争社会なのだ!
 

ただ、もちろん魚屋同士も横の繋がりというのも存在する。


なので、お客が注文した魚が品不足になったときには、近くの店に協力を仰ぎ品を譲り受けるということもざらにある。
 

だがやっぱりここは競争社会。
 

僕は、この築地市場で働きながらその事を赤裸々に知った。



また僕はここでのバイトでこの場内市場で生き残っていくために、大きく分けて三つの種類の魚屋がある事に気がついたのである。



その3つの種類の魚屋とは・・・・。






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