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第90話:専門用語なんて・・・

場内市場で生き残っていくために、大きく分けて三つの種類の魚屋がある事に気がついた僕。


その3つの種類の魚屋とは・・・・。

①質のいい魚を仕入れようと目利きに力を入れる職人気質あふれた店


②魚の質は落ちるものの大型チェーン店などと契約することで大量出荷する大型店


③職人気質でありながらも背に腹は代えられないという事情でチェーン店と契約する店。
 

どこの魚屋も凌ぎを削って生き残りをかけているのが実情だ。
 

僕のバイトしていた魚屋-兼丸はというと、、、、③番に近いだろう。
 

僕がバイトに入ってくるちょっと前くらいから居酒屋チェーン店と契約するようになった。


以前はここの店も職人気質で、目利き勝負だったのだが、

最近では魚の消費が落ちているのか売上も下降気味になり、

これを打開しなければと言う事で、悩んだ結果の方針の転換らしい。



こんな事を聞くとどこの世界も厳しいなあ~と感じる。


まあこんな店の事情もあり、僕はセッティング&氷袋作りが終わると、

居酒屋チェーンからのオーダーのあった品を入れた後に、氷袋を乗せフタを閉めて密封。

 
そして、その箱をあるところへと持っていく。

 
そのあるところとは、所定の地域に配達してくれるトラックが止まっている場所のこと。
 
例えば、恵比寿方面なら恵比寿周辺にあるお店ならばトラックで配達してくれるのだ。
 

しかし、この場所が結構、うちの魚屋から遠い。

片道、5分はかかる。


しかも、今の僕はというと、、、

ちょっとでも時間ができたらチューチュートレインをしてしまう状態。


けれども、そんな事はお構いなしに、指令が下った。


「じゃあ、この荷物、東マル8に持っていって!」

と。


東マル8?」


「そうだよ。そこに荷物置けば配達してくれっから~!」


「は~い。わかりました」


「よいしょっと」


僕は発泡スチロールの箱を2つ持ち、その
【東マル8】と呼ばれる配達場に向かって歩いていく。


そして

「しっかし、
この【東マル8】っていうのは、なんかうどんのダシみたいだな~

とブツブツ独り言を言いながら、場内をトコトコと歩いていった。



ちなみにこの【東マル8】とは場内で使われている専門用語。


この場内ではこのようにいくつもここでしか通用しない用語が存在している。


この【東マル8】という専門用語。




あなたはこの意味、解読できるだろうか。


どうぞしばらくの間、考えてみて下さい。

チッチッチッチーーーン


はい!時間切れです。






ヒント!、、、実はこの【東マル8】、




トラックの積荷場所の目印として使われている。

こんな感じで、、
fimg_1205940507.png










もうお分かりになっただろう。



そう、この答えは、、、





東八の文字がマルで囲まれているから【東マル8】


・・・

・・・・・・・

・・・・・・・・・・

そのまんまじゃん・・・・。



多分、この答えにも

「は~?何のひねりもねーじゃん!」


「全然意味わかんないんですけど~」


「でっ?」

と、前回と同じように、いやむしろちょっと反抗期入ってます的な女子高校生の反応が返ってきそうだが、、、


実際、人がネーミングを考えるときなんて、結構単純なものをつけるものだ。



以前、東京の多摩川に突如アザラシが現れ、

マスコミが殺到し、脚光を浴びた出来事があった事を覚えているだろうか。


あのアザラシは後に、【タマちゃん】と命名されたのだが、

その由来はというと・・・・、



「アザラシが多摩川にいるから」 


だった。




でもこれ、よーく考えたら、



「そのまんまじゃん!」


と突っ込みたくなる。


けれども、当時はそんな事は全く突っ込まれることはなく、

逆に【タマちゃん】という名前が可愛いと言われるほどに、

この一匹のアザラシは日本中の話題をさらっていった。



タマちゃんCDソングまでできたくらいだし。。。


しかし、荒川出没した時のタマちゃんの映像を見たときほど、

僕にとってショックなものはなかった。。。。



「えっ!?あれって・・・・・マジで、タマちゃん??

なんと言うか~こう、、、、」




【Before】
<目でかわいいさアピール!我らがアイドル、タマちゃん!>

images.jpg












【After】
<からだのブリブリ感がなんとも・・・・、我らがメタボリック!、タマちゃん!>

082seino100_name.jpg








ともあれ、僕はその荷物を、半分夢遊病状態になりながらも持って行ったのだった。




そして僕は荷物を【東マル8】に置き、そのフラフラ状態のまま魚屋へと帰っていく。



そんなフラフラ状態のときに、またまたタイミング悪く事件は起ってしまった。


突然、


誰かが


グニャ


っと


僕の足を踏んだのだ。


「うおおお!イッテーーー!!」


僕のそれまでの半分夢遊病にかかったようなへたれた顔から一変、

【ムンクの叫び】にも似たような形相へと変わる。





mun1.jpg










『イッテーし!なんか変な音したし、誰だ!この野郎~!!』



僕は足を踏んだ張本人に視線をやった。




するとそこには、



なんと!あのターレーの姿が、、、、



『えっまじ??もしかして俺の足・・・・いっちゃった!?』



姉さん、僕の足・・・・ヤバイです(泣)




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