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第93話:これが真の弁当!!

『ああ~、めっちゃ!いい匂いじゃ~ん。

そう言えば、朝飯まだかな~。

もう腹へって力が出ないよ~』

心の中でぼやく僕。
 

そんなとき、


「お~い!タケオ! 弁当来たから食べちゃいな~」
 
真さんが僕を呼んだ。


『ヤッター!!待ってました~』


とばかりに、僕は真さんのところに、

否、真さんが持っている弁当に走り寄る。
 

「えっと!この弁当ですか!」


僕の目は少女マンガのようにキラキラ輝いていた。


fimg_1206367290.png










「まあ、落ち着け。これからは弁当屋が7時すぎに届けてくれるから

忘れないように弁当もらって、勝手に食べていいからな。」
 
と、真さん。


「もっもちろん!大丈夫ですよ~。そんな大事な事忘れるはずがありません。」
 
僕は自信を持って目をキラキラさせながら、断言する。

fimg_1206367290.png








「あはは!そうかそうか!

それじゃあ二階で食べな!

ここの弁当屋は市場の新鮮な魚を使ってるから。うまいぞ~」



「マジっすか!それじゃあ二階に行ってきま~す。」
 

「おう」


僕はあの半畳しかない二階へと上がる。


ガタッガタッガタ


この2階、、、、上がるというより、登るというのが正しい。


「それにしてもここせっまいな~」

僕は畳部分にお尻をのせ、両足を外に出し、空中にぶらーん。


僕は長靴が脱げないよう、バランスを保ちつつ2階に座る。


そして太ももに弁当をおいたのだった。


なんともサーカスちっくな体を使った姿勢。
 

けれども、


「う~どんな弁当かな~ワクワク!ワクワク!」


僕は高鳴る気持ちをもう抑えられず、


パッと弁当のフタをあけた。
 
 
すると、


ふわ~
 

弁当の熱気が僕の顔をつたっていく。
 

「うお~!できたて弁当かよ~。」

僕は感動した。


「においはどうかな。」
 
ふーーーん

僕は深呼吸と共に弁当のにおいを嗅ぐ。


しかし弁当のにおいは、市場特有の磯の香りと、僕の足の臭さがミックスされ、

なんとも例えようのない臭い。


「ぐほ!」

僕は咳き込んだものの、


『もう我慢できない!』


僕は、弁当に入っていた焼き魚にがぶり。

すると

「うおおお!きたーーーー」

なんと!この焼き魚、焼き魚のくせに全く固くなく口の中でとろける。


ほっぺが落ちるとはこんな事をいうのんだろうか。


もうとろけすぎて、美味しすぎて、ほっぺが2階から地面に落ちちゃうくらい。


ちなみに弁当の中身はというと、弁当の半分を白ご飯。

残りの三分の二を焼き魚、そして残りはお新香などだった。


本当にシンプルなまでの弁当だったのだが、今の今まで生きていた魚を調理したんだろう。
 
ぼくはこんな香ばしい焼き魚を今まで食べた事がない。
 

「うめーよ!これ!

なんだよ~!」
 

と、独りツッコミしながら僕は、ご飯と焼き魚をほおばる。
 

これがまさに真の弁当だ!!



それから、、


『やっぱ!ひと仕事終わったあとの飯ってうめーなー』

僕はしみじみ感動しながら、今日やった事を思い出す。
 

『今日、俺はなにやったかな~。えっと…

遅刻しセッティング作業を忘れて、・・・・・・氷袋の作り方を教わり~、

・・・・・・・チューチュートレインを覚え~、

・・・・・・・・・そしてターレーに引かれたっと・・・・・・』




でもこれって・・・・・



仕事じゃない。


仕事じゃないよ俺・・・。と思いつつ、


『まあいいや~、俺頑張った!頑張ったよ』

と自分に言い聞かせつつ、弁当を完食。


僕はそれからすぐに仕事についたのだった。

そして4時間後。



「じゃあ、今日はもういいぞ!」


真さんからお声が掛かった。


「はーい、わかりました」


市場バイト1日目の終了だ。


しかし、この後、童謡の「通りゃんせ」と同じ現象が僕を襲うことに・・・・。


「行きはよいよい、帰りはこわい~♪」


一体これはどういう意味??






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