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第96話:僕はそれでも臭くない!

僕は、前にいる成金の会話に耳を傾けた。


 「何か鼻につくニオイっていうか・・・なんでしょ。このニオイは?」


「そう!なんでしょうね~。この鼻につくニオイは!なんだか後ろからニオってくる感じですわ~」

と、二人の成金の会話。



『ニオイ??

後ろの方から?』


クンクンクン


僕は、意識的に自分の後ろの方の空気をニオってみた。



別に鼻につくニオイなんてしてこない。



『別にニオイなんかしないじゃん!

・・・・てか、おめえ達の香水の臭いが強烈で、鼻がもげそうだよ。こっちは』

と、強烈な香水のニオイに憤った僕。


『香水のニオイはかすかに、こうふんわり臭うからいいんだよ』


僕は、自分そっちのけで持論を心の中で展開していると、



チラッ


チラッ


前の成金がこちらの方を見てきた。


僕は最初、この視線になんとも思わなかったものの


また


チラッと


僕の方を見てきたので、


『なんだこいつら。俺の方を見やがって』

より憤る僕。

・・・・・

・・・・・・・・・・・

それから信号が青にかわり、横断歩道を渡る間も、


この成金の二人、しきりに僕の方をチラッと見ては、ヒソヒソと話をしている。


『なに?こいつら!なんかむかつくな~』

と、僕が思っていると

なんと!


成金の奴ら・・・・ハンカチを取り出して、しかも僕の目の前で鼻をつまむではないか!



『えっ!臭いニオイって俺の事かよ???』


僕はこの彼らの行動にビックリして、


僕は急いで


クンクンクン


自分の体を臭ってみた。



けれども、


僕の体は全然臭くない。


『なーんだ。別にくさくないじゃん。びっくりさせんなよ。

あの成金達、俺が臭いと誤解していきやがった。なんか、やな感じだな~』


僕はそう思ったものの気を取り直して、再び自転車を押して銀座の町を歩いて。



だが、


チラッ


チラッ


チラッ

また、僕はどこからともなく視線を感じる。


しかも今度は、視線がさっきより強く、また数が増えているようだった。



僕は

『今度は誰だよ!』

と、視線を感じた方向に振り返る。

すると、、、、、、、、、、、

この昼間の銀座、人・ヒト・ひとでごった返しているはずなのに、


そして歩道も人ごみでいっぱい!いっぱい!のはずなのに、


振り返った方向はというと、


なんだか誰もいない空間が広がっていた。



というよりも、僕のところから半径1.5mくらい向こう側に人がいると言ったほうが正しい。だろう。


そしてその向こう側の人たちが、僕に視線を向けていたのだった。


『えっ?なんで・・・・・』

僕は一瞬そう感じたものの、

真実を知るのにさほど時間は掛からなかった。


そう、僕がクサいニオイの根源であり、

僕がスーパーサイヤ(スーパー臭いや)人であるという真実をだ。


『俺が臭さの原因だったんだ。

じゃあ~あの成金たち・・・・・誤解じゃなかったんだ。

俺が誤解、それも大誤解してたのね。。。。』


僕はそんななんとの言葉にしがたい真実に直面したのだった。


そして、そんな真実になお追い討ちをかけるかのごとく、、、ふと自転車のかごに目をやると、


ポタッ ポタッ


あの魚介類の入ったビニール袋から水が漏れ出していた。


「あっやばい!」




姉さん、事件です。




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