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第97話:静かなる差別と冷たい視線 in 銀座

ポタッ ポタッ


僕の自転車のカゴから水が漏れ出していた。



「あっやばい!」


僕は慌ててビニールを抑えるものの、


特に替えがあるわけでもない。


『どうしよう。とまらね~』


抑えても、抑えても水はポタポタと落ちてくる。


しかもこの水。



ただの水じゃない。



そう、磯の香りをたっぷり含んだ水なのだ。



そんな磯の香りたっぷりの水が、


真夏の熱せられたアスファルトの歩道に落ちる。



ジワ~、


水はゆっくりと蒸発していく。


そして自転車のカゴからは


ポタッ  ポタッ  ポタッ

水が漏れ、


熱せられたアスファルトの歩道に


ジワ~、ジワ~、ジワ~、

蒸発する。


ポタッ  ポタッ  ポタッ


ジワ~ ジワ~ ジワ~


ポタッ  ポタッ 


ジワ、ジワ、


ポタッ  ポタッ 


ジワ、ジワ、


しばらくすると磯の水が蒸発して、磯の香りを漂わせる。


そしてその香りは風に乗って・・・・。


「ぶほおおおお~」



これは・・・・やばい!



臭い!



絶えられない!


僕の持つニオイと、磯の水のニオイで、臭さは100倍以上だった。


アンパンマンが新しい顔をもらったときのセリフを借りて言うなら


「臭ささ100倍!アンパンマン!」


本当は 「元気100倍!アンパンマン!」 なんだけどね。。。。



そんな僕の通ってきた道を、みんな避けて通り、僕を冷たい視線で、


しかも横目で見ていく。



まあ当たり前と言えば、当たり前なのだが・・・。


しかし、僕はその光景を見て思った。


『ああ、、東京は厳しいなあ~』

って。


僕はこうして東京の厳しさをまた知り、特に昼の銀座で僕は、静かなる差別と冷たい視線を味わい、

特に厳しさを知らされた場所となったのである。


それから僕は

『あ~あ、それにしても俺くせーのかな~』

と、思いながら学舎へと帰っていった。


今度はブレーキをかける毎に、

ビチャッ ビチャッ

と、さらに漏れ出すビニール袋を自転車のカゴに乗せて・・・。


そして40分後、、、僕は学舎に着くと・・・


「うほほほほ~。タケオくせーーー」


「ぐえ~。」

「おええええ~」


「臭くて吐きそう」

と、鼻をつまみながらダイレクトに言われまくった。


僕は思った。


『ああ、銀座より、こっちの方がいいや』

と。


貧乏生活バンザイ!


つづく・・





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