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第99話:まだ話せない

「僕の人生、順風満帆ではないですよ。
 
高校のときは不登校でしたし、いじめにあって死のうかまで考えた事があるし・・・・」


真さんは僕の言葉にびっくり。


「えっそうなの?」



「はい!」
 

「そっか・・・

それは俺の勘違いだったな。


ごめんな。嫌な事を思い出させてしまって・・・。


申し訳ない。」
 
 
そう言うと真さんは、軽く頭を下げた。


「いえいえ・・・別にいいですよ。
 
もう昔の話ですし。

それに立ち直ってからこうして東京にきてるんですから」

と僕は笑顔で答えた。


すると、真さんも

「おっお~。そうか・・・そうだ。そうだよな!」
 

と笑顔でかえした。


「そうですよ~真さん! あははは」
 

「あははははは」
 

魚屋兼丸は、この僕と真さん2人の笑い声によって、活気あるまた明るい雰囲気に戻っていった。
 

そしてしばらくして・・・・


真さんは腕を組みながら
 

「しっかし、タケオはまだ若いのに色々と苦労してんだな~」
 

とひと言。



「いいえ。別にそんな事ないですよ。

僕が、ちょっと人とは違う経験をしているだけです。」
 
 

「いや~そんな事ないよ。

そんな傷のような体験はなかなか人に言えるようなもんじゃないぜ!」


「そうですか?」
 

「そうだよ!俺なら言えねーな」
 


「そっか~。

そうかもしれないですね。

実はこの事は、僕・・・・まだ両親にだけは言えないですよ。」
 


そう、僕はまだ自分の体験を両親には話せないでいた。
 


他人には話せるけど、

「両親にだけは知られたくない!」

そんな思いが僕の中にはまだあったんだ。



【あの自殺までしかけたあの体験だけは知られたくない】

と。
 
・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

あの体験は僕が、高校一年生のときだっただろうか。







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多くの方々に学生のピュアの心を感じてもらいたい。
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